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米国Amazonが預金口座サービス?

2018年3月、米国Amazonが、預金口座(checking account)的なサービスを提供するとのニュースが注目を集めました。その背景について考察します。

Amazonによる口座サービス?

「Amazon預金口座」については、Amazon自体は「噂にすぎない」としてコメントしていません。しかし、巨大なユーザ基盤を持つプレイヤーが金融サービスに乗り出そうというのは不思議ではありません。出版業界をはじめ様々な領域で変革をもたらしてきた同社だけに、なおさら金融進出が現実味を帯びて感じられます。報道では、大手銀行と提携したサービスになるとのことですが、実際にどのように進んでいくか、気になるところです。

このニュースで考えさせられるのは、ECにおける決済のあり方です。やはりカード決済が主流であって、カード保有者には大変便利なのですが、カード非保有者やカードを使いたくない人にはEC利用のハードルになってしまいます。

米国はカード利用によるキャッシュレス化で日本よりも先進しているだけに、カード保有も広く行き渡っているイメージがありますが、それでも全ての人がカードを保有しているわけではなりません。銀行口座を持たないアンバンクト層も存在している、多様な市場なのです。

今回の「Amazon預金口座」は、そのようなカード非保有層・口座非保有層をAmazonユーザとして取り込んでいこうというAmazonの姿勢を示すものとも考えられます。逆に、カード保有者をあらかた獲得したので、それ以外の層も取り込んでいかなければ、今後の成長維持が難しいということなのかもしれません。

参考情報:

米国Amazonが預金口座サービス?

森岡 剛2018.03.30

2018年3月、米国Amazonが、預金口座(checking account)的なサービスを提供するとのニュースが注目を集めました。その背景について考察します。

Amazonによる口座サービス?

「Amazon預金口座」については、Amazon自体は「噂にすぎない」としてコメントしていません。しかし、巨大なユーザ基盤を持つプレイヤーが金融サービスに乗り出そうというのは不思議ではありません。出版業界をはじめ様々な領域で変革をもたらしてきた同社だけに、なおさら金融進出が現実味を帯びて感じられます。報道では、大手銀行と提携したサービスになるとのことですが、実際にどのように進んでいくか、気になるところです。

このニュースで考えさせられるのは、ECにおける決済のあり方です。やはりカード決済が主流であって、カード保有者には大変便利なのですが、カード非保有者やカードを使いたくない人にはEC利用のハードルになってしまいます。

米国はカード利用によるキャッシュレス化で日本よりも先進しているだけに、カード保有も広く行き渡っているイメージがありますが、それでも全ての人がカードを保有しているわけではなりません。銀行口座を持たないアンバンクト層も存在している、多様な市場なのです。

今回の「Amazon預金口座」は、そのようなカード非保有層・口座非保有層をAmazonユーザとして取り込んでいこうというAmazonの姿勢を示すものとも考えられます。逆に、カード保有者をあらかた獲得したので、それ以外の層も取り込んでいかなければ、今後の成長維持が難しいということなのかもしれません。

参考情報:

この記事の著者

森岡 剛

株式会社インフキュリオン/主席アナリスト/2014年より調査分析業務の中核を担う。特に決済とフィンテックに関する海外事例分析に定評。戦略コンサルティングにおけるアドバイザーを務める一方、雑誌やWebメディアにて情報発信も行う。Twitterアカウント(@infmorioka)でも発信中。

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